実家に帰って家の手伝いのあと遊ぶ毎日だったのですが最近夜もやるようになってしまってるので遊びにすら行けずストレスが地味にたまってる毎日です。本も読めてないのでそろそろ自分のアイデンティティを見失うころなのでディプトリーJrの愛はさだめ、さだめは死 をちまちま読んでいきたいです。接続された女まで読みました。

穂村弘『もしもし、運命の人ですか。』

最近読んでるものがラノベとかそれに近いような軽く読める小説かエッセイの類ばっかりな気がしてますがそんなこと言ったって読む気力が湧かないものはしょうがないじゃないと諦め気味です。
特に恋愛関係にしぼったエッセイ集らしく、読んでて筆者の考えにうなってました。そこまで考えなくても・・・と思ったりしましたがそこが穂村さんの魅力でもあるし、私じゃ到底できないような思考の発展のしかたでもあるのでたいへん読んでて面白かったです。関係ないですが穂村さんのエッセイの中ではいちゃいちゃする前に腕時計を外す話が一番好きです。どれに収録されてたのか覚えてないんですが。

テスト期間中のプレッシャーに負けて胃腸の具合がすごい悪くて胃は痛いわ腹痛はするわなのに食欲がなくならないという地獄のようなことなってて大変嫌な感じです。肉食べたくてしょうがないのに食べたら確実におなかを壊すのがわかってる状況ってきついですよね。きついです。だれか助けてほしいくらいです。同じ部位を食べて治すとかやればいいんでしょうか。モツとかホルモンとか食べたら確実に数十分後に地獄アゲインになる気しかしないですけど。ヨーグルト生活はもういやー。

田中ロミオ『人類は衰退しました 4』

帰省したときにようやく見つけられたので買いました。Auraは読もうかなぁと思って食指がのびなかったのですが、このライトノベルがすごいでランクインしてたのでそろそろ読もうかなぁと思いました。これ本の感想じゃないな・・・
とりあえず4巻目です。3巻が妖精さんがメインの話じゃなく人類が衰退する前について語る感じの話だったのでなんとなく今回はどうなのかなぁと思ってましたが、今回は2本とも妖精さんがメインの話でいい感じでした。妖精さんがぷりちーなこと以外語ることがないのですが、強いて言えば2・3巻と活躍の場があったように思える助手さんの出番があんまりなかったなぁくらいです。話的に出番が少なくなるのはしょうがないんですけども。まぁ私は助手スキーではないので妖精さんが出てれば満足なのでつまり今回も面白かったですと言いたかったのです。髪は長い友達!

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

伊藤計劃『ハーモニー』

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

虐殺器官の人の新刊がいつのまにか並んでたので衝動買いでした。いや前作が特別好きってわけではないのですが、なんか話題になってるようなそうでないような感じなのでついつい。あと表紙の色合いがけっこう好きだったし帰省の新幹線で読むにはちょうどいい厚さだったので。
たしか生命主義とかなんとかっていう体が資本主義みたいなのが中心政府になった近未来の世界で女の子だった女性がセカイの中心で愛を叫んだりする話だったような。生府以外はオーソドックスにサイバーでパンクなんじゃないでしょうか。攻殻みたいなイメージですって言っておけばそこまで間違ってないような世界観です。あと虐殺器官のその後の話みたいです。
ミァハが中二に見えてしかたがないのでセカイに不満をもってる女の子とか久しぶりに見たなぁと思いました。たまに見る分にはそこまで微妙な気持ちにならないのでいいと思いました。虐殺器官でもそうでしたがこの人の書くおじさんくらいの年齢の落ち着いた男性はけっこう好きです。まさにナイスなミドルみたいな感じで。
私はそこまであの人の文章とか話運びが好きなわけではないのですが、話がきれいに収束していく感じで普通に面白かったです。

湊かなえ『告白』

気になる紹介をされていたのでいままで本屋で見かけても手にすらとらなかったのですが帰省してすぐに買って読んだのですが面白くかつ好きでした。
一人称というか語り手の語りで話が進んでいくのですが、帯にはミステリがなんたらとか書いてあって語りで話が進んでいくミステリというものをあまり読んだ事がないからなのかもしれませんがこういう風な書き方もあるんだなぁと思いました。語りで話が進むと与えられる情報って限られてくると思うので、それをどうやってミステリにしていくかとかすごく興味深かったです。あと伏線とかの貼り方がけっこう好きです。さりげなさというか語りの中に上手く入っていってるところが。
中学校で起こった事件のこととかがメインの事件なんですが、実際に起こった事件を思い起こさせるようなものが話に多く出てきたり、関連で少年犯罪の話が出てきたりして色々考えさせられました。
・・・なんて言う訳ねえだろアホかんなこと言うような人間なんぞになりたかねーです。小説1本読んでそんなこと考えるくらいならいつも考えろよと思います。後味どころか今味も悪くて読んでてニヤニヤできたのですごく満足でした。笑顔で人に薦めていきたいと思います。

告白

告白

2008年度読了リスト

  1. 円城塔Self-Reference ENGINE
  2. 米澤穂信インシテミル
  3. 三浦しをん『悶絶スパイラル』
  4. 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
  5. あさのあつこ『ラスト・イニング』
  6. 石井睦美『卵と小麦粉とそれからマドレーヌ』
  7. 木地雅映子『氷の海のガレオン/オルタ』
  8. 木地雅映子『悦楽の園』
  9. 井上堅『バカとテストと召喚獣
  10. 井上堅『バカとテストと召喚獣2』
  11. 井上堅『バカとテストと召喚獣3』
  12. 井上堅『バカとテストと召喚獣3.5』
  13. 村上春樹ねじまき鳥クロニクル 上』
  14. 村上春樹ねじまき鳥クロニクル 下』
  15. 枡野浩一『さみしいのはお前だけじゃな』
  16. 西尾維新零崎曲識の人間人間
  17. 田代裕彦『キリサキ』
  18. 田代裕彦『平井骸惚此中ニ有リ』
  19. 近藤史恵サクリファイス
  20. 近藤史恵『青葉のころ』
  21. 平山瑞穂『プロコトル』
  22. 穂村弘『本当は違うんだ日記』
  23. ドナルド・タイスン『アルハザード 上』
  24. ドナルド・タイスン『アルハザード 下』
  25. 村上春樹海辺のカフカ 上』
  26. 村上春樹海辺のカフカ 下』
  27. 吉本ばなな『キッチン』
  28. 本谷有希子腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
  29. 定金伸治『タフガイのタフガイによるタフガイのための日記』
  30. 西尾維新きみとぼくが壊した世界
  31. 吉本ばななTUGUMI
  32. 海猫沢めろん『零式』
  33. 松村栄子『Talkingアスカ』
  34. 小野不由美『月の影 影の海 上』
  35. 小野不由美『月の影 影の海 下』
  36. 虚淵玄ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』
  37. 田中ロミオ人類は衰退しました
  38. 田中ロミオ人類は衰退しました?』
  39. 田中ロミオ人類は衰退しました?』
  40. 古川日出男『ルート350』
  41. 伊藤和幸『ダブルクロス・リプレイ・エクソダス ?悲しきランナウェイ』
  42. 角川書店桜庭一樹 〜物語る少女と野獣〜』
  43. 唐辺葉介PSYCHE
  44. 枡野浩一『淋しいのはお前だけじゃな』(再読)
  45. ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』
  46. 新井素子『ひとめあなたに・・・』
  47. 川上弘美『ゆっくりとさよならをとなえる』
  48. カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
  49. 森見登美彦『美女と竹林』
  50. 海猫沢めろん『左巻キ式ラストリゾート』(再読)
  51. 小林泰三『人獣細工』(再読)
  52. 三浦しをん『乙女なげやり』
  53. 穂村弘『もうおうちへかえりましょう』
  54. 田中哲弥『ミッション・スクール』
  55. 湯本香樹実『夏の庭―The Friends』
  56. 湯本香樹実『ポプラの秋』
  57. 穂村弘『現実入門』
  58. 江國香織『泣く大人』
  59. 桜庭一樹『書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記』
  60. 嶽本野ばら『変身』
  61. 三浦しをん三四郎はそれから門を出た』(再読)
  62. 小林泰三『肉食屋敷』
  63. 伊坂幸太郎『モダン・タイムズ』
  64. 上橋菜穂子精霊の守り人
  65. 上橋菜穂子『闇の守り人』
  66. 上橋菜穂子『夢の守り人』
  67. 上橋菜穂子『虚空の旅人』
  68. 内田樹『子供は判ってくれない』
  69. 綿矢りさ『インストール』
  70. 枡野浩一『石川くん』
  71. ジェリー・スピネッリ『ミルクウィード―天使の羽根のように』
  72. 桜庭一樹桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。』(再読)
  73. 内田樹村上春樹にご用心』

計73冊でした。ちょっと少ない気がしたので09年はもっとがんばりたいです。