伊藤計劃『ハーモニー』
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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たしか生命主義とかなんとかっていう体が資本主義みたいなのが中心政府になった近未来の世界で女の子だった女性がセカイの中心で愛を叫んだりする話だったような。生府以外はオーソドックスにサイバーでパンクなんじゃないでしょうか。攻殻みたいなイメージですって言っておけばそこまで間違ってないような世界観です。あと虐殺器官のその後の話みたいです。
ミァハが中二に見えてしかたがないのでセカイに不満をもってる女の子とか久しぶりに見たなぁと思いました。たまに見る分にはそこまで微妙な気持ちにならないのでいいと思いました。虐殺器官でもそうでしたがこの人の書くおじさんくらいの年齢の落ち着いた男性はけっこう好きです。まさにナイスなミドルみたいな感じで。
私はそこまであの人の文章とか話運びが好きなわけではないのですが、話がきれいに収束していく感じで普通に面白かったです。